不動産投資としてのコインランドリー運営

土地を有効活用する方法と言えば不動産投資ですが、アパートやマンション、もしくは駐車場の経営が代表的なところです。

しかし、これらの投資法では土地のスペースがかなり必要です。アパートや駐車場を建設するほどの広さのないスペースで、どうやって土地を活用するかは多くの方が頭を悩ますところです。

そんな方におすすめなのがコインランドリーの経営です。

アパートや駐車場ほどの広大なスペースを必要とせず、運営自体も難しいことはないため、定年後の高齢者にも始めやすい土地活用法として注目を集めています。

コインランドリーの経営に伴う作業といえば、集金と店舗の掃除、機械のメンテナンスぐらいです。常に店舗にいる必要もないので、ほとんど無人で経営可能です。

コインランドリーの機械は定期的なメンテナンスをすれば20～30年もつと言います。

あとは簡単な掃除や集金方法を覚えるだけですので、特に知識も体力も必要としません。掃除などの作業をアルバイトに委託すれば、経営者は店舗に立ち寄る必要もなくなり、売上の管理だけに集中できます。

つまり、忙しい人でも時間や手間をかけずに収入を得ることができるというわけです。

フランチャイズは如何に？

また、コインランドリーは個人で経営するだけでなく、フランチャイズによる経営という方法もあります。

フランチャイズだと開業や運営のためのノウハウが学べますし、トラブルやクレームなどがあっても本部が代わりに行ってくれます。

初期コストは若干かかりますが、コインランドリー経営は利回りが高いため、立地が良ければ数年内に元が取れるでしょう。ちなみに、利回りの良いコインランドリーの立地は、必ずしも駅近ではありません。

スーパーマーケットやドラッグストアなどがある生活道路の側にあれば、買い物客にとって利便性が良いため十分な集客が見込めます。

テナントを借りる場合でも、駅から遠いほど安くなるので、始めやすいビジネスです。

今の日本におけるコインランドリーの利用率はおよそ6％と言われています。

一方、コインランドリーの需要が高いアメリカでは20％もの利用率があるようです。

今後は、日本もアメリカと同じく女性の社会進出がますます進み、生活スタイルも従来とは変わっていくことが予想されるので、コインランドリーへの需要もさらに高まっていくと予想されます。

知識や体力がなくても経営できるため、定年後に退職金を利用して始めたいという高齢者の方にもぴったりの投資と言えるでしょう。