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リフォームは手抜きのしやすい工事と言われています。
その理由は、まず、定価というものが存在しないため、料金を提示されても一般の人にはそれが高いか安いか判断できないことが一点。
もう一点は、素人には工事の良し悪しがわからないことです。
たとえば、屋根や外壁の塗装など、1回塗っただけの場合と下塗り・中塗り・上塗りと3回塗りの場合の違いは専門業者以外には見分けが付きにくいものです。
そのため、相場より高い料金で手抜き工事をしてもバレにくいと言えるのです。
この業界に悪徳業者が多い理由がおわかりでしょう。そこで、手抜き業者や詐欺業者に騙されないためのチェックポイントをお伝えします。
まず、契約を急がせる業者は避けてください。
悪徳業者は、「今日契約してくれればキャンペーン価格で大幅割引となる」や「今すぐに工事しないとたいへんなことになる」など、うまい話を持ちかけたり不安を煽ったりなどさまざまな手口で契約を急がせます。
緊急にリフォームが必要な場合もありますが、その日のうちに契約しないと建物が倒壊するようなことはまずあり得ないことです。
やたら不安を煽るようなことを言ってきたり、すぐに契約した方がお得だなどと言ってきたりする業者は、まず悪徳業者と思って間違いありません。
業者と出会ったその日のうちに契約書にサインするようなことだけは避けましょう。
また、常識的に考えてあり得ないほど高額の値引きを提示してくる業者も悪徳業者の可能性が高いです。
リフォーム工事の相場は素人にはわかりにくいですから、最初の見積もりで「300万円かかる」と言われても、そういうものかと思ってしまいがちです。
そんなところに「今契約すれば特別価格で半額になります」と言われると、すごくお得な業者に出会ったと勘違いしてしまうでしょう。
しかし、リフォーム工事には資材の原価や人件費など絶対に下げられないものがあるわけでうすから、300万円の工事が半額になることなどあり得ません。
それができるということは、実際は100万円以下の費用でできるものを消費者の無知を利用して高く吹っ掛けているということです。
数十万円もの高額の値引きは不可能だと心得ておきましょう。
悪徳業者に騙されないためには、契約を急がないことが基本です。
すぐに契約しないと何十万円も損をするとか、建物が取り返しのつかないことになってしまうとかいうことはありませんので、契約内容を検討する時間を確保することを覚えておいてください。
できれば、複数社に見積もりを取って比較検討してから決めるようにしましょう。
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